京都七條巡査派出所

明治村で活躍する下京区生まれの文化財 -「京都七條巡査派出所きょうとしちじょうじゅんさはしゅつじょ

京都七條巡査派出所は、昭和44年に愛知県犬山市の博物館明治村に移築され、明治時代の巡査が道案内や記念撮影をしてくれるスポットとして親しまれています。平成15年に国の登録有形文化財となりました。

この建物は七条警察署管内の西八百屋町巡査派出所として、下京区七条通猪熊の北東角に明治45年に建築されました。前年には西本願寺で親鸞しんらん上人六五〇回大遠忌法要だいおんきほうようが行われ、全国から百万人を超える人々が参拝しました。この派出所があった場所は、団体参拝者専用駅として特設された梅小路停車場から西本願寺への正面ゲートとなりました。龍谷大学大宮学舎の洋館群に合わせて、赤レンガのタイルが張られ、実際は木造ですが洋風レンガ造の雰囲気に仕上げられています。ちなみに現在の龍谷大学付属平安高校も、この大遠忌法要を記念して現在地に移転してきました。

さて問題です。当時、京都市内の巡査派出所で掲出けいしゅつして情報提供することになっていた市民の関心事とは?

  1. 天気予報
  2. 大相撲の番付ばんづけと取組結果
  3. 全国中等学校野球大会の試合結果
  4. 米相場
京都七條巡査派出所跡
京都七條巡査派出所跡

正解

① 天気予報

この問題は、京都検定1級をお持ちで区内にお住まいの方に出題していただいています。
※市民しんぶん下京区版「下京のひびき」令和2年6月15日号掲載時の内容です。