Umekoji MArKEt ~人・モノ・コトが出会い、ワクワクするものが生まれる場に~
2022.08.22
まちづくりの取り組みなどの紹介を通じて、下京区の魅力を再発見していただくコーナーです。
今回ご紹介するのは、モノづくり、アート、食をキーワードに、未来志向で梅小路エリアのクリエイティブタウン化を推進する株式会社梅小路まちづくりラボの拠点施設「Umekouji MArKEt」(ウメコウジマーケット)です。
Umekoji MArKEtは、起業家や研究者、アーティスト、ソーシャルデザイン志向の方などさまざまな人が集まり、交流し、活動する拠点となるべく今年5月に中央市場の西側、朱雀宝蔵町に開設されました。
1階には切削加工では不可能な形状、一体成型が可能な最先端の3D金属プリンターが設置され、DMG森精機株式会社が金属積層造形の活用のサポートや研修会を開催するなど、未来のエンジニア育成の場を目指し活用されています。2階の「Question梅小路」では、さまざまな人が自由に交流し、新たなものを創造する場として開かれています。3階は、モノづくり関係の企業が入居しています。
株式会社梅小路まちづくりラボの代表取締役社長の藤崎壮滋さんは、「ここを拠点に人のクリエイティビティを活用し、産業イノベーションや都市再生、社会課題の解決などを行っていきます」と話します。梅小路エリアで行うことについては、「寛容性と多様性があり、新しいことを始めやすい。京都市中央卸売市場や周辺の独特の雰囲気や京都リサーチパークの研究開発拠点、島原の歴史資源や梅小路公園のアメニティがあり、京都のまちなかにも近いので文化芸術や学術資源や事業団体とのアクセスも良く、創造が生まれやすいエリアだと感じている。」と魅力を語ります。夢や想いを持った人々、違ったバックグラウンドを持った人々、技術やノウハウを持った人々などがかみ合うとき、創造が生まれ社会が前進する。Umekoji MArKEtがその交差点になればとのこと。1階に設置されている3Dプリンターは、なかなか近くで目にすることができない重要な機器。「ガラス張りの壁から、一体何なのだろうと足を止め、立ち寄ってくださるようなことをきっかけに人・モノ・コトが出会う場になるよう、今後もより一層力を入れていきたい」と話します。「何かここから面白そうなことが始まりそうと、ワクワク感を持ってもらえたら。一般の方向けの企画も考えていきたい」と藤崎さんは期待を込めます。
Umekoji MArKetの詳しい情報はこちらから→http://umekojimarket.com/
※市民しんぶん下京区版「下京のひびき」令和4年9月15日号掲載時の内容です。
2022.08.22