鎌倉殿の13人紀行
2022.05.16
現在放送中のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のエンディングで流されている「鎌倉殿の13人紀行」では、登場人物にゆかりのある地域や名所旧跡が紹介されています。
今回、令和4年5月15日の放送で、植柳学区の若宮町にある「若宮八幡宮」が取り上げられました。
大河ドラマで、京都というと「京都御苑」、「上賀茂神社」、「下鴨神社」など、全国的によく知られた名所を思い浮かべますが、身近な「若宮八幡宮」が取り上げられたことは、驚きと共に身近な「八幡さん」のことを改めて知るきっかけとなりました。
植柳学区の「若宮八幡宮」は、天喜5年(1058年)に源頼義が、後冷泉天皇の勅を奉じて創建された宮で、文武の神、治山治水の神、長寿の神として祀られました。
平安時代は、六条の地は堀川館をはじめとして、当町の頼義、義家の館、その東には、後に義経が居を構えるなど、源氏の邸宅があった事としても知られていました。
室町時代には、足利家の崇敬を得て、ますます栄えました。
若宮八幡宮は、豊臣秀吉によって、東山の五条坂に移されましたが、元社は今日に至っても植柳学区の若宮町内会が、献饌(けんせん)といって、毎日お宮に榊のお水を取り替え、米、塩、水をお供えする等、「八幡さん」のお守りをしています。
収録当日、スタッフの皆さんが「八幡さん」を色々な角度から丁寧に撮影される現場を見学させて頂き、見ている私達もこれまで気に留めていなかった「八幡さん」の創建から現在に至る歴史の一面に触れることができました。
全国に点在する「若宮八幡宮」の一つである植柳学区の「八幡さん」に、このような歴史があったことを今回の収録、放送を通じて知ることができ、改めて地元の「八幡さん」に対する思いを深くすることができました。
2022.05.16