一歩踏み入れるとレトロと住の空間
京都駅を出ると京都のシンボルである京都タワーが見えてきます。そこは観光客や通勤通学など多くの人でいっぱい。こどもからお年寄りまで絶え間なく行き交っているのがよく分かります。しかし、京都タワー正面に面する大通り、塩小路通りを少し西に進んで新町通りを北に進む路地に入っていくと、先ほどの賑やかな空気と一転、ものすごく静かな空間となりました。そこは地域の方が生活を営む「住の空間」がひろがっていたのです。家が建ち並んでいて昔ながらの古民家なども多く見られました。そのまま北へ歩いて行くと、レトロな外観が特徴のブルームコーヒーさんが見えてきました。たくさんのポストがかけられているのがなんだか不思議…。
今回はそんなブルームコーヒーさんに取材してきました!
店内に入りカウンター席に座らせてもらいます。横には常連だという二人組が座っていました。お二人とお話をさせてもらいながらコーヒーと開店当初から続くというキーマカレーを注文。ひとりは左京区から、もう一人は滋賀から来られた方なんだと!とあるイベントでブルームコーヒーさんのコーヒーを飲んで以降お店にもよく足を運ぶようになったと仰っていました。店主の方によると、遠くからきてくれる常連さんも一定いるのだとか!またお客さんの年齢層は様々だそうで、近くに大学もあるため学生さんも多く訪れるそうです。
そんなこんなでキーマカレーがでてきました。
スパイスがきいていてピリっと辛くてとてもおいしかったです!キーマカレーをいただいている間も店主の方と常連さんで話をさせていただいてとても楽しい時間でした。話のなかで「お店のこだわりはあるんですか」と尋ねたのですか、「全部にこだわっているからこだわりはない」とおしゃっていたのがとても素敵でした。食後にはコーヒー淹れていただきました。おいしく淹れるコツは豆に対して垂直にお湯をいれることだそうです!香りがすごく立っていて本格的だと感じました。
今回の取材を通して「住の空間」の落ち着ける空気感がすごく好きだなと思えました。京都駅付近は観光地も多く楽しめますが「住の空間」に入って落ち着く時間をつくってみるのもどうでしょうか!
(下京ローカルグッドレポーター:ハタちゃん)
2023.10.11