下京牧場物語:下京区の市民活動支援について
みなさんこんにちは。自称、下京ローカルグッド牧場担当の柚哉です。6月に行われたローカルグッド最初の集まり以降、下京区に牧場が出来るとしたらどんな感じになるんだろうとここ数か月アイデアを考えたり、実際に牧場や関連施設などにお伺いしたりしてきました。「牧場」は訓読みすると「まきば」になります。「牧」という字は「牧う」と書いて「やしなう」と読み、牧師という熟語は民を導くという意が秘められていて、非常に興味深いものがある気がします。アカデミックな側面でいうと「場」という概念も大好きなのですが、今回は「下京区の市民活動支援について」というテーマでひと・まち交流館内にある市民活動総合センターという場で取材をさせていただけたので、その内容を紹介したいと思います。
市民活動総合センターは、NPOやボランティア団体などの市民活動を総合的に支援し、また市民の交流及び連携の促進を図るための拠点施設としての役割を担っておられ、NPO法人きょうとNPOセンターのもと運営されています。通称「しみセン」と呼ばれるセンター内では京都市などの支援・助成金事業の案内やNPO法人運営に関する資料、活動のための無料で使える会議室やロッカー、Wi-Fiなどが整備され、団体運営や事業に関する相談・質問に対し、職員の方が丁寧に応対してくださいます。市民活動の拠点としての役割は非常に大きく、「こういう活動をしたい!」とか「こういう人を探している!」といった相談に対して、「あの人やったらやってくれそう!」とか「あの団体に一度つないでみましょう!」という風に団体同士の架け橋として京都市の市民活動の活性化に取り組むような活動もされています。またボランティア普及のためweb上で募集情報をボランティア団体から集めて掲載を行ったり、専門家の方をお招きして団体運営に関するセミナーを開催されていたりします。私が特に興味を持ったのは、市民活動支援に関してこうしたハード面での取り組みに加えてソフト面での取り組みも重視されていらっしゃるという点で、例えばボランティアをしたいと思っていても自分から行動するのにはハードルが高いとか、慈善活動の認知が十分に行われていないのではないかといった課題に対して、その課題解決のための様々なアプローチを普段から用意されていて、そうした活動はこれからの京都の市民活動そのものの発展やボランティア活動の普及に大きな意義があると思いました。
話は下京シモンちゃん牧場(!?)に戻りますが、こうした活動支援や制度によって下京シモンちゃん牧場の可能性や方向性が見えてくるのでは!?と感じています。今後とも下京シモンちゃん牧場を応援よろしくお願いします。
(下京ローカルグッドレポーター:柚哉)
2023.10.11