3年ぶりの開催!生徒が自前の茶器で茶道体験(下京中学校) (12月14日、渉成園)
12月14日、下京中学校の1年生約160名が渉成園内の閬風亭(ろうふうてい)と臨池亭(りんちてい)で茶道を体験されました。
茶器は、7月の美術の授業で生徒自身が製作したものを持参。大きさや色味など千差万別。それぞれの個性が光っていました。
下京地域女性会連合会の西脇会長が書かれた掛軸とお花が飾られたお茶席にて、茶菓子とお茶が振舞われました。
事前に茶道の御点前を学んできた生徒たちも、実際のお茶席で亭主と半東を目の前にするとドキドキ。「茶菓子はお茶を飲む前に全部食べていいのですよ」、「亭主にお点前ちょうだいしますと言ってくださいね」「左手でお茶碗を持ち、右手を添えてね」など、お辞儀の仕方や懐紙を使った茶菓子の食べ方、お茶の方など1つ1つのお作法を優しく丁寧に女性会の方々から教わりました。
お友達の姿を見守りながら、時には緊張がほぐれて笑い合ったりしている姿が印象的でした。
先生は、「大変貴重な体験ができたことを感謝しています。日ごろの学校生活では見られない生徒たちの表情が見られて嬉しいです。」と話されていました。
この日の茶菓子は下京中学校近くの和菓子屋「鍵長」の「雪椿」。
地域の方々との連携により、京都のおもてなし文化を体験する大変貴重な機会となったことでしょう。
2022.12.14