鴨川っていいよね
初夏のとある日の午後、鴨川に沿って下京区を横断しました。
鴨川は桟敷課ヶ岳と呼ばれる北区と右京区の境界に位置する山を水源とし桂川の合流点に至るまでを流れる全長23kmの河川です。
スタートは下京区の最南端にして下京区の看板、われらが下京いきいき市民活動センターです(笑)。京都タワーの横にギリギリ見えるでしょうか?いや、見えないか…。
そして、ゴールは賑わいが絶えない四条大橋です。
私の横断は2kmちょっとの旅になりそうです(汗)。お天道様も歓迎してくれて、30度近くありました。それではスタートです。
塩小路橋を越えたあたり、スタートから350mほど進んだところでアオサギが足を鴨川に浸けているのを発見!アオサギもこの炎天下には参ったようで気持ちよさそうです。近くで見たいと思い、私は靴を脱ぎ、ズボンの裾をまくり上げ、鴨川へダイブ!しかし、入ったと同時にアオサギはどこかへ去っていきました。呆然とする私。アドレナリンが切れた私は帰るのも一苦労でした。というのも、鴨川の石はコケが綺麗に生い茂っておりツルツル滑りまくるのです。
ただ、鴨川の石に生い茂る苔は本当にきれいで趣があり、飾りとして集めるのもよさそうです。
再びアオサギに会えることを願って先へ進みます。
すると、様々な種類のカモが何匹も鴨川を気持ちよさそうに泳いでいるのを見つけました。五条大橋を越えたあたり、塩小路橋から1.2kmほど進んだところに二匹のマガモがお互いそっぽを向いて座っています。喧嘩でもしたのでしょうか。かわいらしいですね。
それにしても、鴨川に住んでいる鳥は人間慣れしていますよね。時々、川沿いでパン粉などを与えているのを散見します。そのおかげでしょうか、人柄の良さを感じます。ただ、野生動物へのエサやりは様々なトラブルの要因(skmbt_c45212032211590.pdf (pref.kyoto.jp)(日本野鳥の会京都支部より))となります。鴨川のためにも控えましょう。
ここまで、かなり疲れましたがラストスパートをかけます!
そして、やっと四条大橋に到着しました!いろいろと寄り道しましたが、計1.5時間ほどでたどり着くことができました。
以上、見てきたように鴨川は本当に綺麗でかつ様々な種々の野鳥が生息しています。ただ、数十年前は鳥はおらず、汚く濁っていたそうです。それが、市民や行政の力により年々綺麗になり、今のような状態になりました。例えば、「七条大橋をキレイにする会」などの清掃活動が行われています。
ぜひ皆さんも鴨川に足を運んでみてください。
(執筆者:下京ローカルグッドレポーター 三ツ石 誠弥)
2022.10.24