地元の愉快な仲間達 ~仲間を増やして、活気あるまちへ ~
まちづくりの取り組みなどの紹介を通じて、下京区の魅力を再発見していただくコーナーです。
今回は、東本願寺の東側周辺の賑わいづくりや地域活性化を目的に活動を始めた有志の団体「地元の愉快な仲間達」です。
同団体は、東本願寺の近くに店を構える豆腐店「京とうふ 並河商店」の並河龍児さんの呼びかけで今年発足しました。東本願寺の門前ということもあり、仏具関係をはじめ老舗のお店が多い中、地域の人の認知度や、お店同士のつながりの薄さを課題に感じていた並河さん。お互いの顔が見える、活気のある地域にしたいとの思いに賛同してくれるお店や個人が集まり、同団体が発足しました。
同団体の具体的な取り組みとしては、東本願寺の周辺で実施している月1回の清掃活動です。まずは自分達のことを知ってもらおうと、事前にSNSなどインターネットで告知し、誰でも参加してもらえるようにしています。他にも野外マーケットにブースを出したり、店先でマルシェを開催したり、色々な活動に挑戦されています。「近所にあるお店のことをもっと知ってもらうには、お店に来てもらうよりもお店のほうから外に出て交流していくことが大切だと思います」と並河さん。お店同士で協力する中で、新しいアイデアや商品が生まれたりするのではと考えています。
今後は同団体の活動に賛同してくれる人や店をもっと増やしていきたいと話す並河さん。現在進められている東本願寺前の市民緑地整備や京都市立芸術大学の移転に対しても、前向きに考えられています。「市民緑地でのイベントや、大学生とコラボした取り組みもやっていきたいです。やりたいことは口に出していかないと実現しないと思うので、コロナ禍の苦しい中でも、楽しいことを考え、発信していきます」
並河さんをはじめ、同団体による積極的な取り組みが期待されます。
※市民しんぶん下京区版「下京のひびき」令和3年6月15日号掲載時の内容です。
2021.06.15