さまざまな由緒のある元豊園小の地
仏光寺通東洞院東入北側・洛央小学校(元豊園小)は、平成4(1992)年に格致・豊園・開智・修得・有隣の5校が統合され開校しました。
この地は豊臣秀吉(1536~98)の別荘・竜臥城の跡地であり、統合前の豊園小学校は秀吉が茶会に好んだという井戸の「豊園水」から名付けられました。
正面玄関東には、豊園小学校の碑と並んで、復元された豊園水が井戸枠と小さな池となり季節の植物とともに大事にされています。
正面西には、豊園幼稚園記念碑と並びひっそりと「當道職屋敷跡」の史跡があります。「当道」とは室町時代の頃から盲目の琵琶法師たちが、琵琶、鍼灸、箏曲、三弦などを当道と称して結成した団体が「当道座」のはじまりで、のちに江戸幕府からも保護される全国組織がこの地に屋敷を構えましたが、明治初期に廃されました。
鎌倉時代から室町時代にかけて書かれた歴史上の合戦を題材とした「軍記物語」のうち、とくに琵琶法師によって広く語られ伝えられたのは、次のどれでしょう。
▲ 記念碑
(1)保元物語
(2)平治物語
(3)平家物語
正解は市民しんぶん下京区版「下京のひびき」令和5年1月15日号に掲載します。
この問題は、京都検定1級をお持ちで、区内にお住まいの河本俊子さんに出題していただきました。
2023.09.26